介護職員初任者研修の模擬問題集です。修了テスト対策に活用して下さい。

試験対策!介護職員初任者研修

問題 15 【正解】3

認知症の理解に関する問題です。

  1. アルツハイマー型認知症を発症する原因は、いまだ不明である。
    正しい
    設問のとおりである。アルツハイマー型認知症の原因となるアルツハイマー病では脳の神経細胞に老人斑、神経原線維変化、神経細胞の萎縮がみられる。
  2. 脳血管性認知症では、脳梗塞や脳出血などで障害された機能と、障害されていない正常な機能が混在してみられる「まだら認知症」が特徴である。
    正しい
    設問のとおりである。脳血管性認知症とは対照的に、アルツハイマー型認知症は、全般的に認知機能が低下していく。
  3. 前頭側頭葉変性症(ピック病)では、初期より著しい記憶障害が現れることで周囲が発症に気づくことが多い。
    誤り
    前頭側頭葉変性症(ピック病)の初期では、記憶力の低下や生活上の障害は少ない一方、反社会的行動や自制力の低下などの人格変化がみられるのが特徴である。
  4. レビー小体型認知症の初期には、実際にはいない小動物や人などが見える幻視や、見間違いの症状が現れる特微かある。
    正しい
    設問のとおりである。レビー小体型認知症では、幻視のほか、無表情、筋肉のこわばり、歩行障害などのパーキンソン症状が現れることも特徴の一つである。
  5. 慢性硬膜下血腫は、転倒や転落などで頭を打った後3週間〜3か月程度経ってから症状が現れるのが特徴である。
    正しい
    設問のとおりである。慢性硬膜下血腫は、微量の出血が徐々に頭蓋骨内で広がることによって症状が発現する。
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