問題 27 【正解】4
こころとからだのしくみと生活支援技術に関する問題です。
- 廃用症候群とは、高齢者特有の心身症状である。
- 誤り
- 廃用症候群とは、本来ある生理的機能を十分に使用しなかったために、その生理的機能が減弱して起こってくる一連の症候群である。高齢者に多くみられるが特有のものではない。
- 廃用症候群では、内臓への影響はみられない。
- 誤り
- 廃用症候群では、筋力低下に伴う心肺機能の低下や、便秘、尿路感染症といった排泄機能の低下もみられる。
- 介護者が定期的な体位変換を行うことにより、廃用症候群は予防することができる。
- 誤り
- 利用者本人の自発的動作や意欲がみられない状況では有効な予防とはならないため、本人自らが動くという機能や能力を意識できるよう支援する。
- 生活の楽しみや目的を見つけることが、廃用症候群の予防につながる。
- 正しい
- 設問のとおりである。廃用症候群を予防する目的で起居動作を促しても、意欲や興味が向く目的がなければ継続は難しいため、利用者の意欲を引き出し、自発につなげられるように支援する。
- 廃用症候群の症状を改善するためには、十分な安静と療養が必要である。
- 誤り
- 廃用症候群は生活不活発病ともいい、過度な安静で心身機能を十分に活用しなしとに起因する症状であることから、病気や障害の場合も早期離床を目指す。