問題 30 【正解】2
こころとからだのしくみと生活支援技術に関する問題です。
- 尿器や便器は、温めておくかカバーをつけて使用する。
- 正しい
- 設問のとおりである。金属やホーローなどでできている尿器・便器を使用する場合は、使用時の肌への冷感を和らげ、漏れを防止するためにも温めたりカバーをつけるとよい。
- 起き上がることが困難な利用者には、おむつを装着するようにする。
- 誤り
- いきなりおむつを装着するのでなく、尿器や便器を用いて尿意・便意と自力で排出する力を維持することが大切である。
- 排便時には、便器の中にトイレットペーパーを敷いておくとよい。
- 正しい
- 設問のとおりである。トイレットペーパーにより排泄音の軽減や跳ね返りの防止、便器に便が付着して取れにくくなるのを防ぐことができる。
- 排便時には尿も一緒に出ることが多く、男性の場合は尿器をあてがうようにする。
- 正しい
- 設問のとおりである。また陰部にトイレットペーパーを当て、端を便器に垂らし尿が飛び散るのを防ぐことも必要である。
- 腰を上げることが難しい場合は、いったん側臥位になってから便器を当てて仰臥位に戻す方法もある。
- 正しい
- 設問のとおりである。また腰を上げることができる場合は腰を上げてもらい、便器の先端が腰のあたりまで来るようにする。