今回は退職者が多い介護施設の特徴3選についてご紹介します。
利用者の中には、過去に他の施設において何かしらの問題があって退所となっていたり、病気によって対応が非常に困難という利用者がいます。
こうした方々も、助けが必要であれば福祉事業所として受け入れることは社会的には非常に重要ですし、福祉事業所もボランティアではありませんから多少問題があっても利用者を確保することは事業を継続していく上で非常に重要です。
しかしながら限度というものがあります。
これ以上対応困難な方が増えるとさすがに対応できなくなる、キャパシティを超えてしまうという一線があります。
この一線を超えてしまうと、どれだけチームで協力しながら対応しても人手不足感が強くなり、他の利用者への十分な対応ができなくなります。
すると、他の利用者も不安を感じ、不穏な行動をしてしまうといった悪循環に陥ってしまうことがあります。
時には利用者の受け入れを断ることも非常に重要となります。
受け入れを断ることは難しいですが、正当な理由があれば可能です。
例えば怪我をさせる可能性がある、病気を持っている方の受け入れができないなどがあります。
また、対応困難な方を受け入れる場合には、管理者等は現場に無理が出ていないか常に気を配ることが大切ですし、職員は情報共有を密にして問題があるなら解決方法を十分話し合う等の対応が必要です。
研修や勉強会等を通じて職員の個々の能力向上を目指す等、施設全体として対応力向上を図る努力も必要でしょう。
現場の状態を無視して適当に受け入れて、対応は現場任せで事故が起こっても責任は全て現場に押し付ける。
このような職場なら逃げ出したくなるのも無理はありません。
お局と書きましたが、女性に限った話ではありません。
男性でも当てはまりますが、その事業所に長く勤めているだけ偉そうにしているベテラン職員のことを指します。
大した知識もなく、狭い事業所での限られた経験しかないのに、『自分は何でも知っている』『自分が言うことは絶対に正しい』と自信過剰になっている職員がいます。
逆に自信がないから偉そうに振る舞って虚勢を張っているのかもしれません。
お局は口うるさい意地悪なマイルールを押し付けたり、私生活にまで口出しするということをしてくる事があります。
ひどい場合だと無視や暴言を浴びせるなど、いじめやパワハラに当たるような行為をする人もいます。
このようなお局がいると従業員も精神的にダメージを受けて働く意欲が減っていきます。
職場の雰囲気も悪くなってしまい、利用者もそういった雰囲気を感じ取って不穏になってしまう事もあります。
お局自身にも問題がありますが、お局を放置しておく施設側にも問題がありそうです。
介護業界における上司によるマネジメントとは、新しく入った介護職に対して教育をすることや教育の方針を示すこと、職員の個性や得意不得意などを見極めて働きやすい雰囲気を作り出すことなどがあげられます。
しかしマネジメントが適切にできていないと、指示内容が人によってバラバラで新人は困ってしまうといった事態に陥ります。
また、相性の悪い介護職同士や、相性の悪い利用者さんと介護職を対応させてしまいトラブルに発展するということも起こります。
マネジメントは人に指示をして動かすことで、リーダーや管理者には絶対に必要なスキルですが、介護業界ではマネジメントできる人は多くありません。
マネジメントスキルを身につけるためには、基本的には適切なトレーニングが必要になります。中にはうまくリーダーシップを発揮してマネジメントができる人がいますが、ほとんどの場合はマネジメントの勉強が必要になります。
介護業界は人材不足なので、リーダーや管理職を選ぶにあたってマネジメントスキルはあまり重要視されていないのが実情です。経験が長い人が何となくリーダーや管理職になっているケースが多く見られます。
研修や勉強会を通じてマネジメントスキルを身につけてもらう事も重要ですが、こちらも人手不足によりなかなかそこまで手が回らないといった現状もあります。
上司がマネジメントできなければ新人はなかなか成長できず、また職員の連携もバラバラになってしまうでしょう。
以上、今回は退職者が多い介護施設の特徴3選をご紹介しました。
これから介護業界で働きたい方はできれば良い職場環境で働きたいでしょうし、これらの特徴に当てはまる職場で働いている現役の方は思い切って環境を変えてみるのも良いかもしれません。
このサイトでは、そのような方々の参考になりそうな情報も掲載しています。
興味がありましたらぜひ下記ページをご覧ください。
介護専門!就職・転職サイト3選 »