初任者研修を働きながら取得できるのか

今回は、「介護職員初任者研修を働きながら取得ができるのか?」についてです。

介護職の求人を見てみると、無資格未経験OKといった文字を目にすること多くあります。ですが未経験の方も介護職員初任者研修を受けた後であれば採用されやすくなります。
また自分自身も全く知識が無いよりも、研修を受けて基本的な介護の知識や技術を身につけた後であれば自信がつくと思います。

介護職員初任者研修とは?

介護職員初任者研修とは、以前はホームヘルパー2級と呼ばれていた資格です。
具体的には体に直接触れる『身体介護』と生活全般の業務を行う『生活介護』について、知識や技術などを座学だけでなく実際の体の動かし方を学びます。

介護業界では未経験でも就職可能という事業所も多く、介護職員初任者研修を取得せずに就職した人も多くいます。
実際に資格がなくても現場で受けた指導経験で業務をこなすことはできますですが、根拠に基づいた指導であったり一部の業務には資格が必要なこともあります。
例えば訪問介護であれば介護職員初任者研修が必要な研修となっています。

介護職員初任者研修では、無理な介助をして体を痛めないための体の動かし方など介護の方法や知識を現場の経験ある講師の方が教えてくれます。
ただ単にテキストの知識だけでなく、現場のリアルな話や裏側の話が聞けることも価値があると思います。

ちなみに、直接介護に関わる唯一の国家資格である介護福祉士を取得するためには介護職員実務者研修修了が必要なのですが、初任者研修は実務者研修を受講するための必須資格というわけではありません。なので、初めから介護職員実務者研修を受ける方もいます。
しかし介護職員初任者研修を受けることによって知識や技術がつくことは間違いありません。
介護職員初任者研修を修了することによって、600時間以上の受講が義務付けられている介護職員実務者研修において免除される科目もあります。
介護の世界への第一歩として、初任者研修を受けることは決して無駄にはならないでしょう。

介護職員初任者研修は働きながら受講できる?

そこで気になるのがこの初任者研修は働きながら受講ができるのか?という点です。
結論から言えば決して難しくはありません。しかし、しっかりと時間の確保を行う必要があります。

研修の受講時間は厚生労働省の指針で定められており、130時間以上となっています。
この数字だけ聞くと働きながらの受講は難しいのではと思われる方もいるかもしれませんが、これは通学過程と通信過程を合わせた数字で130時間通学をして授業を受けなければいけないというわけではありません。3分の1は通信過程として家で勉強して課題を提出するといった受講方法が可能です。
受講する方法も通信・土日・夜間・短期取得といった様々なスタイルがあります。
受講期間は通学方法によって変わってきますが、大体のスクールでは夜間帯ではおよそ4ヶ月程度、短期取得であれば1ヶ月程度の期間となります。

職場から受講するように言われた際にはその法人が実施をしている研修を受講したり、有給休暇や勤務として扱ってくれたりする場合もありますのでご自身の職場の担当者に確認してみる事をおすすめします。

介護職員初任者研修の内容

介護職員初任者研修の内容ですが、厚生労働省の指針に沿って各都道府県指定のスクールが決めています。

現在の介護職員初任者研修と同等の資格として、2013年の介護保険法施行規則の改正まではホームヘルパー2級というものがありました。
ヘルパー2級から初任者研修に変わったことによってできることできないことが具体的に変わったわけではありませんが、ヘルパー2級時代にあった30時間の実習が廃止されてその分スクーリングの時間が増えました。そして修了試験も導入されました。
その他、介護資格制度が見直され、介護の入門的資格として身につけるべき知識が見直されるとともに、介護福祉士やケアマネジャーへと進んでいく介護の仕事のキャリアパスの明確化ががなされました。

介護職員初任者研修の受講内容は厚生労働省の指針に沿っているため学んでいく大まかな内容は決まっていますが、スクールにもよって細かい点は異なります。
通信や通学など、自分に合った受講スタイルを選ぶことができるようになっています。
多くのスクールでは通信過程での課題を提出しながら座学を受けて実際に体を動かす実技演習をしていくというスタイルを取っているケースが多いです。

介護職員初任者研修の費用

初任者研修を受けるための費用ですがおよそ5万円から10万円程度となっています。
地域によってもある程度の費用の差があり、法人によるサポートや割引キャンペーンがあったりしますので、それぞれご自身にあったスクールを選んでいただければと思います。

また他の仕事から介護職に就こうと考えているのであれば、公的な支援事業や給付金の制度を利用するといった方法もあります。
ハローワークでは新たに介護業界に携わろうとする方向けの職業訓練が用意されている事が多いです。
また厚生労働省が実施している施策として自立支援給付金事業というものがあります。これは母子家庭や父子家庭の方が対象の教育や訓練を受けた場合、その費用の何割かを負担してくれるという制度です。
そういった制度を利用するのも費用負担を軽減するために重要な手段となるでしょう。

介護職員初任者研修の難易度

初任者研修では修了試験に合格する必要がありますので、試験の難易度が気になる方も多いかと思いますが、しっかりと受講していれば間違いなく合格できるレベルと言われています。
基本的には全ての内容を受講した後に筆記試験や実技試験があるのですが、もし試験で不合格となってしまっても再試験という制度をとっているスクールがほとんどです。
ただ再試験に手数料がかかるスクールもありますのでできれば1回で合格することが望ましいでしょう。

介護職員初任者研修はとった方が良い?

最後に、介護職員初任者研修を修了する意味合いについてになります。
現在無資格での求人もありますので、この初任者研修を取得しても意味がないのではないか?と思われる方も多くいらっしゃるかもしれません。
ですが、これから介護職を続けていくのであれば介護福祉士やケアマネジャーを目指す際の大きな足掛かりとなっていくことは確かだと思いますし、また日々の介護業務の確実性が増していくものと思われます。
上で述べたように訪問介護が行えるようになることや、有資格者として周りから信頼を得やすくなるということもこの資格を取得することの大きなメリットになると思います。
何よりもご自身が自信を持って介護という仕事を行うことができるようになる第一歩となると思います。

今回は介護職員初任者研修について、働きながら習得できるのかということを中心に解説しました。
研修を受ける理由は自発的に受ける場合もあれば周りから言われたからといったものまで様々あると思います。
無理なく働きながら初任者研修を取得することはそこまで難しいことではないことがご理解いただけたのではないでしょうか。
初任者研修の受講を迷っている方は、是非前向きな気持ちで挑んでいただければと思います。

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